受験と習い事どっちが大事?

受験勉強と習い事 どっちが大事?
2019年12月16日 14:51
NHK NEWS

かなりいい記事。
結論 そんなもん解らん!
世間が強要しすぎ!!
親&大人目線強すぎだし
親が権力持ちすぎwwww

良い親で居たいですね

ーーーー以下本文コピペーーーーーーーーーーーーーー
受験生にとって、勝負のシーズンがやってきました。
「勉強に専念しないと…」「習い事やめたくない」
受験生だった時にこうした悩みはありませんでしたか?
いま、中学入試では受験者が増加して塾通いが過熱する一方、地域の少年スポーツには “意外な影響” が…。
いったい、何が起きているんでしょうか?

いつまで続ける?両立はムリ?
ネット上では、習い事を続けるべきかやめるべきか、受験生の子どもを持つ保護者の苦悩の声が多く見られます。

「いよいよ5年生に突入。みなさん塾以外の習い事どうされるのかしら…」
「スポーツと中学受験の両立、偏差値どのあたりまでなら可能?試合と模試かぶったり…」
「バレエやってる娘がいます。週1でゆるく続ける選択肢、わが家も悩んでいる最中です。続けさせたいけど、中受と両立は厳しそう」
「中学受験のために習い事整理を検討しててたまに思う。『中学受験じゃなくてもいいんじゃないか』と。少し揺れるのよね~」
あるピアノ教室にて
中にはこんな投稿もありました。

ツイッターの投稿
投稿したkiyoさんによると、自身が通っているピアノ教室で、ことしの夏の発表会を終えた子ども2人が、受験に向けた準備を理由に立て続けに辞めてしまったそうです。
同じような理由で、小学4年生から6年生で発表会に参加する子どもはほとんどいないんだそうです。

(kiyoさん)
「自分が子どものころは、中学受験をする人も少なかったですし、受験していた同級生も、5年生の春ごろから勉強を始めていたので、最近はかなり事情が違うんだなあと驚きました。個人的には、親御さんも含めて負担が大きいのではないかと思ってしまいますが…」
自分で決断 でも続けていれば…
受験のため幼いころからの習い事をやめたという国立大学に通う女子学生に話を聞くことができました。

小学6年生のときに塾に通い始め、中学受験に専念するため3歳から通っていたバレエ教室をやめました。
長く続けてきた習い事をやめることに抵抗はなかったそうです。

(女子学生)
「中学受験をして進学校に入らなければ、今の自分はなかったです」

今は大学でミュージカルのサークルで活動していて、ふと、バレエを続けていたらどうなっていたか、考えることもあると言います。

(女子学生)
「バレエを続けていれば、ミュージカルに生かせたかもしれないし、劇団などで活躍する将来を考えたかもしれませんね」
小4からはスポーツより勉強?
子どもたちはスポーツなどの習い事をいつやめているのか?
ベネッセ教育総合研究所は、2017年に3歳から18歳までの子どもを持つおよそ1600人の母親を対象に、習い事や部活動など学校の外でかかる費用「学校外教育活動費」について調べました。

ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2017」
それによると「スポーツ」にかかる費用は小学3年生がピークで月額平均で5100円となり、その後中学3年生にむけて下がり続けます。

それに対して、塾などの「教室学習」にかかる費用は、
小学3年生こそスポーツと同じ月額5100円ですが、
学年が上がるにつれて
小学4年生で6600円、
小学5年生で9200円、
小学6年生で9300円とどんどん増加。
中学3年生では月額1万7500円とかかる費用が最大となります。

ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2017」
調査では、母親に「運動やスポーツをするよりも、もっと勉強をしてほしいか」という質問もしています。

「とてもそう思う」と「まあそう思う」と答えた母親の割合は、
10年前の2009年には26.8%だったのが2017年には39.4%と急増していて、勉強を重視する親の意識が年々強まっているのがうかがえます。
チーム存亡の危機!
「勉強のためにやめる子が増えると、チームを維持できない」
スポーツ少年団の現場からは悲鳴のような声が聞こえてきます。

そもそも少子化でメンバーの確保も難しくなっている現状に、さらに追い打ちをかけている1つの背景が中学受験だというのです。

「チームの1人が受験に備えて少年団を辞めることに。今から涙がとまらない」
こんな投稿をしていたのは、埼玉県の少年サッカーチームでコーチを務める45歳の男性です。

話を聞いてみると以前、ある5年生が受験に集中するためチームを去ってしまったそうです。
みんなのムードメーカーとして活躍していただけに、ずっと一緒にやってきた仲間たちと最後までプレーさせてあげたいと思うと、ふと涙が流れてしまったそうです。

その後、5年生は11人に。
試合をするための人数はなんとか確保できましたが、退団する子が増えていたら、下の学年の子どもたちに加わってもらわないと試合に参加することが危ぶまれる状態だったといいます。

子どものころは年齢による身体能力や技術の差も大きいので、下の学年に頼ったチームでは戦力的にもちろん不利になります。だから、子どもたちにはできれば、同じ学年どうしで試合に臨ませてあげたい。

そう思う一方、低学年から塾に通う子も増えていて、状況はこれからもっと厳しくなるのでは?と思わざるをえないそうです。それでも男性は“自分で決めたことだから勉強も頑張ってほしい” とチームを去った子どもたちを心から応援しているそうです。

(コーチの男性)
「本音としては好きなサッカーを続けたまま、中学校へ送り出してあげたいです。ですが、サッカーだけがすべてではないし、中学校に入ってからでもサッカーはできますから、受験すると決めたなら優先してもらってよいと思うんです」
今は『第3次中学受験ブーム』?
中学受験の事情に詳しい森上教育研究所は、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で、入学試験を行う中学校が最も多い「2月1日」の受験者数をまとめています。

それによりますと、
小学6年生全体に占める割合は、平成10年には11.6%と10人に1人程度です。
その後は右肩上がりに割合が大きくなり、平成20年には14.8%に。

リーマンショックによる景気の冷え込みを背景にいったんは下がるものの、ここ数年は再び上昇に転じ、平成30年には13.7%と、およそ7人に1人が中学受験をしている計算になります。

森上教育研究所 森上展安社長
ここ数年の動向について森上展安社長は「今は『第3次中学受験ブーム』といっていい状況にある」としたうえで、背景には大学入試改革の議論にともなって、入試制度に不透明感があることや都内の私立大学の定員を抑制する動きに備えて、進学に有利な大学付属校の人気が高まっていることが要因の一つだと指摘します。

(森上さん)
「10年ほど前までは5年生から受験勉強を始めるケースが多かったですが、いまでは4年生から始まるカリキュラムを組む塾が多く、受験勉強の低年齢化につながっています。また地域によっては入塾希望者が多く、早いうちに入っておかないと空きがないというところもあり、3年生や2年生で塾に入れる例もあるんです。ただ、子どもの成長にあわせて決めることが大切で、自分から『塾に行きたい』と言ったときがタイミングとしては、最もいいのではないでしょうか」
子どもの成長を第一に
森上さんは、親は、受験勉強も習い事もあくまで『子どもの成長を促すもの』という視点で考えてほしいと指摘します。

(森上さん)
「足踏みもあって、苦しみもあって、だからこその喜びもある。子どもが成長するきっかけの一つとして、受験も習い事もとらえるべきです」

習い事を続けるか、受験だけに専念するか。
すべての子どもたちに当てはまる「ただ1つの答え」は無さそうです。

じゃあ、うちの子どもはどうすればいいの?

その答えを見つけるためにも、
まずは子どもとしっかり話してみることからはじめませんか?