陸上男子 桐生祥秀 活動再開を表明「日本記録 9秒95超えたい」
2022年9月30日 10:24 NHK NEWS
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ことし6月の日本選手権のあと休養する考えを明らかにしていた陸上男子100メートルの桐生祥秀選手が活動再開を表明し、「陸上を楽しみながら日本記録の9秒95を超えたい」と意気込みを話しました。
男子100メートルで日本選手として初めて9秒台をマークした桐生選手は、ことし6月に行われた日本選手権で6位に終わったあと、今シーズンの大会には出場せず休養する考えを明らかにしていました。
桐生選手は29日、動画配信サイトの自身のチャンネルで今シーズンの大会には出ないとしたうえで「表に立って活動し陸上教室やかけっこ教室をやっていきたい」と活動再開を表明しました。
休養する考えを明らかにした経緯については「9秒台のプレッシャーがあった。10秒台で優勝してもため息が聞こえる状況が続き気持ちをごまかしながら競技を続けてきた。陸上を楽しめなくなっていた」と当時の心境を語りました。
そして大学2年の時に国が難病に指定している潰瘍性大腸炎と診断され、引退を考えたこともあったと明かしました。
休養を経て臨む来シーズンに向けては「来年のどの大会をねらっていくかは決まっていないが、陸上を楽しみながら山縣亮太選手の日本記録、9秒95を超えたい」と意気込みを話していました。
わかる。