TV(テレビ)もういらないもんな~

半世紀の歴史に幕 シャープ栃木工場 テレビ生産きょう終了

2018年12月21日 17:04 NHK NEWS

半世紀にわたってテレビの生産を続けてきた栃木県矢板市にある電機メーカー、シャープの工場が経営合理化の一環でテレビの生産をきょうで終了します。

昭和43年にカラーテレビの専用工場として操業を始めたシャープの「栃木工場」は、生産がピークだった昭和61年には従業員数が3000人を超え、地域の経済にも大きな役割を果たしてきました。

その後、液晶テレビの主力ブランド、「アクオス」を開発するなど、テレビの生産や開発の拠点として操業を続けてきましたが、経営合理化の一環でテレビの生産を21日で終了します。

シャープは今後、「栃木工場」を物流や保守サービスの拠点として残し、従業員600人余りのうち、多くを大阪府堺市千葉市内などの拠点に配置転換することにしていますが、約170人は退職するということです。

日本の電機メーカーのテレビ事業は、採算の悪化から縮小や撤退が相次いでいますが、シャープは、生産拠点を国内で集約したり、海外に移したりすることで、コストの削減を図るとともに東南アジアなどへの販売拡大を図ることにしています。